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北里柴三郎(新千円札)
今年20年ぶりに新しいお札が発行され、最近は実物を見かけるようになりました。千円札にはもちろん熊本県出身の北里柴三郎先生の肖像画が描かれています。
北里先生の功績は広く知られているところですが、その中で「亀の子シャーレ」という実験道具を先生がご考案されたこと皆さんはご存じだったでしょうか。この道具により破傷風菌が酸素のない状態でも繁殖することが発見され、医学の大きな進歩につながったと言われています。
「良い職人は道具にもこだわる」と昔より言われておりましたが、大きな成果の陰に工夫された道具があったという事や、黙々と研究に勤しまれた先生が職人のように思えて 何か胸アツな感じがしてやみません。
より良いモノを作るために、 道具1つ、刃物1本にも 細かな工夫を施し、真摯に仕事に打ち込むことを私たちは大切に思っております。北里柴三郎先生のような輝かしい功績とは程遠いですが、見えない所で(当社が作っている装置部品は外からはほとんど見えません 笑)これからもしっかりと 皆さまのお役に立ちたいと新千円札を見ながら つらつらと考えております。(い)
製品の仕上加工に使用していた刃物:当時は刃先を自ら加工して使用していました。